住宅をローコストで建てたい。
誰もが考えることですが、「安かろう悪かろう」という言葉もあります。
慌てずにいい素材と建築業者を見極めたいものです。
ところで、住宅を建てるのは人生のひとつの到達点と考えがちですね。
「終の住みか」とばかりにこだわりすぎるので、購入額が高価になってタイミングも遅れるのです。
最終的に理想の住宅にたどりつく覚悟で、何度も買い換えるののはいかがでしょうか。
購入した住宅を売って、次の住宅の資金とするのです。
この作戦のポイントは価格です。
販売するときに、住宅価格が極端に下落していては計画が成り立ちませんから。
いかに値が下がらない住宅を購入するか。
さらにいえば、販売時に高くなっている物件を入手することに神経を使います。
第一に、売りやすい住宅を建築(購入)すること。
売りやすい家とは、住宅としての条件がいいことと、資産価値の高い物権であることです。
しかし、理想的な家は、購入価格も高いもの。
そこで、2つのことを最重点に探します。
交通の便の良いことと、敷地が100平米以上であることです。
厳しい条件のように思えますが、よほど都会の中心部でもなければ意外に見つかるものです。
ちなみに、交通の便とは最寄り駅から徒歩10以内をいいます。
第2に、住んでいる間に汚さないこと。
購入した住宅は先行き売るのが目的ですから、きれいに保つように心がけます。
住居も庭もマメに手を入れて、老朽化をさせないのです。
さらに、売りに出すときは見栄えを整えるために、痛んだところを直します。
たとえ100万円かかったとしても、150万円高く売れれば得になります。
第3に、売るタイミングは15年以内。
一戸建ては、時が経つほど建物の価値が下がってきます。
築年数があまりの過ぎてしまえば、建物の価値が0になります。
販売のタイミングは10年以内。
どんなに長くても15年以内に手放します。
手入れをしていてもその程度と考えてください。
ただし、土地の価値が高くなると見込めれば話は変わってきます。
道路や駅など利便性がよくなれば、自然と土地の価値は上がってくる。
そいいった場合なら、土地のみを売るつもりで価値が上がるのを待ちます。
第4に、近所付き合い。
不動産業者が、販売者(あなた)の評判を調べることも考えられます。
家を手放す人の評判がよければ、次の買い手も安心して購入できますし、販売価格が高くなることに結びつくことになります。